特集2:うなぎ · GUIDE 02
初めてのうな重。うな丼・蒲焼・白焼・ひつまぶしの違いと注文のしかた
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うなぎ店のメニューを開くと、似た写真の横に「うな重」「うな丼」「蒲焼」といくつも名前が並ぶことがあります。どれを頼めば、ご飯と一緒にうなぎを食べられるのでしょうか。
最初に覚えたいのは、器の名前、うなぎの調理の名前、食べ方の名前は別ということ。難しい作法を暗記するよりも、「何が一緒に出てくるか」を確かめると、注文しやすくなります。

うな重とうな丼は、まず器の違いを見る
「うな丼」は丼、「うな重」は重箱に盛られる料理の名前です。ただし、器の違いだけでなく、店が量や付け合わせを変えていることもあるので、写真と説明を一緒に見てください。1
「うな重なら必ずうな丼より高級」という全店共通の決まりではありません。例えば三島の桜家の公式メニューでは、同じ尾数なら、うなぎ丼と重箱は同じ価格で掲載されています。器の呼び方だけで中身の優劣を判断しないのがポイントです。2
一人前の量を知りたいときは、店員に「うなぎの量はどう違いますか」と聞いてみましょう。「一尾」「半尾」などの表記があれば量を考える手掛かりになりますが、魚の大きさやご飯の量まで同じとは限りません。
蒲焼は料理名。ご飯付きかは別に確認
タレを使って焼いたうなぎを楽しみたいとき、目に入る名前が「蒲焼」です。けれども、蒲焼という文字だけでは、ご飯が付くかどうかは分かりません。
駒形前川のメニューでは、ご飯・吸い物などを伴う「お食事」の蒲焼と、「うなぎ一品料理」の蒲焼が別に載っています。同じ料理名でも、注文する欄で一食の構成が違う例です。3
初めてで迷ったら、料理名のすぐ下にある「御飯」「御吸物」「御新香」などの説明を見る。それでも分からなければ、写真を示して「これはご飯付きですか」と尋ねましょう。単品を頼んだあとで慌てて追加するより、最初に一食の内容を決めやすくなります。

白焼は、タレの味付けとは別の選択肢
白焼は、蒲焼のようにタレを付ける調理とは区別される料理です。店によって添える調味料や食べ方が違うので、出されたものをどう使うか、店の案内を聞くのがよいでしょう。前川や桜家でも、白焼と蒲焼は別のメニューとして用意されています。32
「日本のうなぎは、全部同じ甘いタレの味」と決めずに選べる入口ですが、初めてから両方を一人で注文する必要はありません。ご飯付きの一食にするのか、複数人で一品料理を分けられるのかなど、量と注文条件を先に確かめてください。
なお、白焼という名前だけで、アレルギー対応や特定の食事制限への適合を判断しないでください。調味料と付け合わせも含め、必要な条件は店舗に伝えましょう。

ひつまぶしは、食べ方の変化も楽しむ料理
ひつまぶしには、刻んだうなぎをご飯と合わせ、薬味やだしとともに楽しむ形があります。あつた蓬莱軒も、うなぎとご飯、薬味、だしを組み合わせる料理として紹介しています。4
最初はそのまま、次は薬味と一緒に、最後はだしを加えてみる、という楽しみ方が考えられます。ただし、配膳の内容や勧める順番は、その店の説明を優先しましょう。最初から大きな器全体にだしを注がず、小さな茶碗があれば少し取り分けてから試すと、味の変化を比べやすくなります。
浅草うな鐵には、通常のひつまぶしに加えて塩ひつまぶしもあります。「ひつまぶし」という名前の中にも店ごとの選択肢があるため、どの味を頼むかをメニューで確認してください。5
値段を見るときは、三つの確認を
まず、単品か食事のセットか。次に、うなぎとご飯の量。最後に、サービス料や部屋代などの追加料金があるか。この順番で見ると、料理名だけで価格を比べずに済みます。
例えば前川の浅草本店では16時以降、新丸ビル店では17時以降に、サービス料を加算する案内があります。同じ店名でも支店ごとに条件が異なる例です。予約画面や店舗案内で、最終的に支払う条件を確認しましょう。36
そのまま使える、短い注文の言葉
「うな重を一つお願いします。」は、うな重を一人前頼むときに使えます。料理の写真を指しながら伝えても構いません。
内容を確かめたいときは「ご飯とお吸い物は付いていますか」。量を知りたいときは「この二つは、量がどう違いますか」。追加料金を含めて確かめるなら「全部でいくらになりますか」。難しい料理名をすべて覚える必要はありません。
食べ始める前に、料理をそのまま少し味わい、それから添えられた調味料を試してみるのも一案です。正解の順番を当てるより、自分が好きな食べ方を探すつもりで、日本のうなぎを楽しんでみてください。