日本のラーメンは何種類? あっさり・家系・二郎系から「好きな一杯」を見つけるガイド
日本でラーメンを食べようとメニューを開くと、「醤油」「豚骨」「家系」「二郎系」と、いろいろな名前が目に入ります。どれもラーメンなのに、何が違うのでしょう。
有名店を探す前に考えたいのは、自分がどんな味を楽しみたいかです。さらりとしたスープが好きなのか、コクのある口当たりが好きなのか。それとも、太い麺とにんにくを思い切り楽しみたいのか。まずは好みから、食べたい一杯を絞ってみましょう。
好みで選ぶ、8つの入口
スープの味、香り、麺、食べ方。気になる一杯から。
あっさり
澄んだスープ
豚骨・鶏白湯
コクのある口当たり
味噌
味噌の香り
家系
醤油・鶏油・太めの麺
二郎系
太麺・豚肉・野菜
魚介・煮干し
魚のだしや香り
辛味系
辛さと風味
つけ麺・まぜそば
麺を主役に
好みの入口です。分類は重なります。
説明用イラスト。代表例。実際の内容は店舗により異なります。
「醤油」と「豚骨」は、実は別の分類
醤油・塩・味噌は、主にスープの味付けを表す言葉です。一方、豚骨や鶏はだしの材料。「豚骨醤油」は、豚骨を使ったスープに醤油の味付けを合わせたものなので、矛盾した名前ではありません。[S01]
家系などは店の系譜やスタイルに関わる呼び名です。本記事の「あっさり」「こってり」は、食べた印象を説明する言葉として使います。以下の8つは、互いに重ならない厳密な分類ではなく、好みの入口です。[S02]
1.軽やかなスープを楽しみたい:あっさり系
スープの香りやだしに注目したい人は、澄んだ醤油・塩ラーメンから探してみましょう。例えばAFURIの柚子塩らーめんは、鶏や魚介を使う淡麗スープに、柚子の香りを組み合わせた一杯です。[S03]
ただし「塩なら必ずあっさり」ではありません。味付けの名前だけでなく、店のスープ説明も確認して選びましょう。
2.コクのある口当たりが好き:豚骨・鶏白湯
白濁したスープの豚骨ラーメンや、鶏を中心にした鶏白湯(とりぱいたん)は、なめらかさやコクを楽しみたいときの候補です。豚と鶏は別の材料なので、同じ「濃厚」でも一括りにはできません。[S02][S15]
また「クリーミー」は口当たりの表現です。乳製品の使用・不使用を示す言葉ではないため、材料の確認は別に行いましょう。
3.味噌の風味を楽しみたい:味噌ラーメン
味噌を味付けに使うラーメンで、北海道の札幌が代表的な地域として知られています。[S04]
「味噌の香りを楽しみたい」「辛味のある一杯が気になる」など、もう一段、自分の好みを考えると選びやすくなります。味噌という名前だけで辛さを決めつけず、メニューを見てみましょう。
4.醤油の力強さと太めの麺が好き:家系ラーメン
横浜の吉村家を源流とするスタイルです。豚骨醤油のスープ、鶏油(チーユ)、太めの麺が特徴として挙げられます。海苔やほうれん草も、代表的な具材です。[S05][S08]
「スープのコクも欲しいけれど、醤油の味もしっかり楽しみたい」。そんな気分なら、家系の記事へ進んでみてください。
5.にんにくと食べ応えを求める:二郎系
ここではラーメン二郎と、そのスタイルに影響を受けた店を探す入口として使います。両者は同じブランドではありません。例えば別ブランドの豚山は、醤油ダレを合わせた豚のスープと、食べ応えのある麺、豚肉、たっぷりの野菜を特徴にしています。[S09][S16]
選ぶときは味だけでなく、麺や具材の量も大切です。小サイズでも十分に多い店があるので、初回は量の確認から始めましょう。[S10]
6.魚のだしや香りを楽しみたい:煮干し・魚介系
煮干しなど、魚のだしを使ったラーメンも選択肢です。煮干しは魚介類を煮て乾燥させた食材。ラーメン凪のように、煮干しを中心に据える店もあります。[S02][S14]
魚の香りを楽しみたい人には魅力的な入口ですが、「魚介だから軽い」とは判断せず、スープの説明もあわせて読みましょう。
7.刺激を楽しみたい:辛味系
辛い一杯を選ぶときは、辛さ以外の風味も見てみましょう。例えばAFURIの柚子辣湯麺は、唐辛子の辛味と柚子の酸味を組み合わせています。[S03]
「辛いものは好きだけれど、激辛に挑戦したいわけではない」という人は、辛さの段階や調整の可否を確認してから注文するのがおすすめです。
8.麺を主役に楽しみたい:つけ麺・油そば・まぜそば
つけ麺は、別の器に入ったつけ汁に麺をつけて食べるスタイル。油そばやまぜそばは、通常のラーメンのような量のスープではなく、タレなどを麺に絡めて楽しみます。[S01][S02]
これは味というより、食べ方の違いです。「今日はスープを飲むより、麺を楽しみたい」という気分から選んでもよいでしょう。
次の一杯は、好みを一つ変えて選ぶ
最初の一杯が思った味と違っても、それだけで日本のラーメン全体を判断する必要はありません。
次はスープを軽めにする、太い麺にする、魚のだしを選ぶ。変えるポイントを一つ決めると、自分の好きな味が見えてきます。有名だから選ぶ一杯から、自分が食べたいから選ぶ一杯へ。 それも、旅先でラーメンを楽しむ方法です。
出典・確認日
本文の情報は2026年9月27日時点の原稿に基づきます。営業時間・定休日・注文方法・麺量などは、訪問前に各店の公式情報をご確認ください。
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